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1999 年度 実績報告書

脳卒中排尿障害患者の評価とリハビリテーション

研究課題

研究課題/領域番号 11835041
研究機関東海大学

研究代表者

渡名喜 良明  東海大学, 医学部, 助手 (90266445)

研究分担者 古野 薫  東海大学, 医学部, 助手 (80297259)
石田 暉  東海大学, 医学部, 教授 (50118907)
豊倉 穣  東海大学, 医学部, 講師 (20217566)
安里 隆  東海大学, 医学部, 助手 (00266446)
田中 博  東海大学, 医学部, 助手 (20227169)
キーワード脳卒中 / 排尿障害 / リハビリテーション / DHIC
研究概要

排尿障害の一つであるDHIC(Detrusor Hyperactivity and Impaired Contractile Function:過活動膀胱かつ膀胱収縮能低下)は、臨床的には失禁があり、かつ残尿が多い型として認められる。脳卒中発症後に訓練目的で入院した患者のうち,失禁を認めるものの特徴および残尿が多い群と少ない群で合併症や能力障害に差異があるかを比較検討した.
【結果】1.対象となった失禁を有する患者は18例で年齢は平均70歳、男性11例、女性7例。経過中に16例で尿路感染症の所見を認め、13例が何らかの排尿に関する薬物療法を受けていた。
2.入院時に失禁に加え、残尿を100ml以上認めるA群9例と100ml未満のB群9例を比較すると、A群では糖尿病合併例が3例、前立腺肥大症合併例が1例、B群では糖尿病合併例が2例、前立腺肥大症合併例が2例で合併症の頻度について有意差は認めなかった。
3.Barthel indexの値は2群間で有意差を認めなかった。A群ではFunctional Independence Measure(FIM)の排尿コントロールが退院時にも1あるいは2であり、9例中6例が自宅退院困難で転院となった。
【まとめ】残尿を有する失禁患者への対応には難渋することが多く、介助量が軽減しない可能性がある。今後引き続き対象患者を増やし検討を行う予定である。(第13回日本リハビリテーション医学会関東地方会にて発表予定)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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