研究課題/領域番号 |
11837012
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
奈良 重俊 岡山大学, 工学部, 教授 (60231495)
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研究分担者 |
相澤 洋二 早稲田大学, 理工学部, 教授 (70088855)
永井 喜則 国士舘大学, 政経学部, 教授 (10167554)
黒岩 丈介 広島大学, 総合科学部, 助手 (10282104)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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キーワード | セル・オートマトン / ルールダイナミックス / ビットパターン / 情報圧縮 / 音声・音楽・動画像 / 複雑さ / 圧縮率 / 信号対雑音比 |
研究概要 |
設定した研究課題のもとにシミュレーションを行い、得られた結果を学会、研究会などで発表した。それによると、少数ルールによる記述の実験的検証が得られ、その最大のポイントは、たった2個のルールにより全く情報を失うことのない完全再現可能な圧縮が行えることが示された点にある。現在その内容を纏めて専門論文誌に投稿すべく準備中である。また脳機能に関連して神経回路網のダイナミックスのシミュレーションを行い、それをセル・オートマトンのルールによって記述する可能性を検討した。それによると、2次元画像の連鎖を2状態3近傍セル・オートマトンのルールにより、完全再現可能な形での記述が得られることがわかった。本研究課題に関して広く議論を行うために、他研究機関から招いた研究者を含めての研究討論会を、岡山大学において行った。概略は次ぎのとおりである。 研究会名称:「第ニ回セルオートマトン研究会」 開催場所:岡山市・レスパール藤ヶ鳴 期間 平成12年11月23日(木)〜24日(金) 招待講演: (1)「セルオートマトンによる音声・音楽信号の完全記述とそのルールダイナミックスの分析」 和田昌人(広島大学大学院工学研究科情報工学専攻) (2)「セルオートマトンによる動画像の記述」 有馬隆之(岡山大学大学院自然科学研究科電子情報システム工学専攻 (3)「2状態3近傍セルオートマトン系におけるクラスター形成」 Song-Ju Kim(早稲田大学理工学総合研究センター嘱託研究員) (4)「セルオートマトン系の代数的記述」 永井喜則(国士館大学政経学部教授:研究分担者) (5)「セルオートマトン系の最近の話題」 相澤洋二(早稲田大学理工学部教授:研究分担者) そのほかの参加者は、 奈良重俊(岡山大学工学部教授:研究代表者)・ 黒岩丈介(広島大学総合科学部助手:研究分担者)・ 田村輝彦(岡山大学工学部電気電子工学科)・ 吉岡正紘(岡山大学工学部電気電子工学科)である。
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