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1999 年度 実績報告書

初期朝鮮朱子学に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11871005
研究機関筑波大学

研究代表者

佐藤 貢悦  筑波大学, 哲学・思想学系, 助教授 (80187187)

キーワード朱子学 / 朝鮮朱子学 / 安〓 / 李穡 / 理気論 / 天人無間 / 天人合一 / 性理
研究概要

表記の研究題目に対する今年度の研究内容は、およそ以下のようなものである。
1.朝鮮朱子学の開祖ともいえる安〓にはじまり李穡を経て、さらには鄭夢周、鄭道伝におよぶ高麗末期のおもな儒者に関する事跡について、第一次段階として、『高麗史』(三巻、本研究で使用したものは国書刊行会、明治42年刊行本による)によってその記述を整理した。とくに、李穡に関しては『高麗名賢集』(五巻、成均館大学校大東文化研究院、1986年復刊本)に権近による行状録、年譜が収められているのでこれを参照した。
2.本研究での主たる課題となる李穡の思想については、目下のところ「牧隠集」(『高麗名賢集』3、同上、所収)の読解を進めているが、思想体系を整理する作業を完了するにはいたっていない。
3.上記の研究と並行して、安〓、李穡、鄭夢周、鄭道伝などに関する歴史的資料ならび、李穡の思想に関して重要と思われる箇所については、随時コンピューターに入力しデータベースを作成する作業を行っている。
4.同時に、本研究が対象とする範囲を中心に文献資料リストの作成も随時進めており、また入手できるところからこれを収集または発注している。
今後の課題としては、まず2の作業を完成することに鋭意努力し、さらには高麗末から李朝前期にいたる思想史の流れを原典資料によって把握することを目標としている。また、3、4の作業についても、より充実させていくつもりである。

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公開日: 2001-10-22   更新日: 2016-04-21  

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