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1999 年度 実績報告書

臨床心理士の教育プログラムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11871018
研究機関東京大学

研究代表者

下山 晴彦  東京大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (60167450)

キーワード臨床心理士 / 実践と研究 / 教育プログラム / 実習プログラム / 心理臨床
研究概要

まず、臨床心理士についての内外の文献を収集し、その内容の分析を行った。特に臨床心理士教育については既に50年に及ぶ実績にある米国のプログラムを詳しく検討した。そして、それとの比較を通して日本の臨床心理学の問題を課題を明らかにした。そこで明らかとなってのは、日本の大学院教育においては、各学派の理論に依拠しているため、基礎技能についてのコンセンサスがえられていないこと、および心理学教育と心理臨床実践の統合が進んでいないことの問題であった。
このような心理臨床の基礎技能そのような文献研究を経て、9月に渡米し、ボストンのHarvard University,Boston University,Suffolk University,Northeastern Universityの各大学を訪問し、臨床心理士の教育にあったっている研究者に会い、意見を聞くとともに資料の収集をおこなった。帰国後、それらの資料を参考として日本における臨床心理士教育の方向性についてモデル案を作成し、研究会等で検討した。それと並行し、日本教育心理学会、日本心理臨床学会のシンポジウムのシンポジストとして臨床心理士の教育において臨床実習と研究教育をどのように統合するのかという点をテーマとして発表し、討論を行った。また、臨床心理士教育に携わり、問題意識の強い大学教官に呼びかけ、研究会を構成し、今後の教育プログラム作成の準備作業を始めた。その成果の一部を著書である「心理臨床の基礎1 心理臨床の発想と実践」(岩波書店)で公表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 下山 晴彦: "心理臨床の基礎1 心理臨床の発想と実践"岩波書店. 269 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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