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2000 年度 実績報告書

持続可能性指標の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 11873002
研究機関東京外国語大学

研究代表者

大沼 あゆみ  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (60203874)

キーワードグリーンNNP / 環境外部性 / 割引率
研究概要

今年度は、昨年度の研究を踏まえた上で、持続可能性指標の一つである「グリーンNNP」を、(1)外部性(2)非コンスタント割引率(3)外生的技術進歩、の三つの要因を導入した環境を導入しているモデルで意義付ける研究を行った。
この研究では、グリーンNNPを次のように特徴付けた。まず、最適経路上で、次の二つの概念を導入した。一つは、「純支出ストック(net stock of expenditure)」、また、もう一つは「利子ストック(stock of interests)」と定義したものである。そして、これらの和を「富(wealth)」とすると、各時点のグリーンNNPは、この富の利子(各時点の割引率で計った)から、富への投資を引いたものと特徴付けられることを明らかにした。この結論は、伝統的な新古典派モデルから、本研究で対象とした経済まで引き継がれるものである。この研究は、"A characterization of net national product toward a non-stationary economy with environmental amenities",として、2000年度環境経済政策学会(2000年9月30日-10月1日、於つくば国際会議場)において報告した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ayumi Onuma: "Environmental asset market failure, income transfer, and a reform of the tradeable emission permit system"Environmental Economics and Policy Studies. Vol3,No.1. 21-28 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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