• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

海底地下水湧出に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11874064
研究機関奈良教育大学

研究代表者

谷口 真人  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (80227222)

キーワード海底地下水 / 陸域・海域相互作用 / 湧水 / 沿岸環境 / SCOR / LOICZ-IGBP
研究概要

自作のヒートパルス式自記地下水湧出量計による連続測定を、大阪湾沿岸海底地下水湧出量を明らかにするために、湾内3箇所において継続して測定を行った。地下水湧出量の連続測定とパワースペクトル解析の結果、海底湧出量は半日周期の潮汐の影響を強く受けていることが明らかになった。また、7日から10日程度の周期を有する地下水湧出量の変動も明らかになり、これも海面と陸域地下水位との差で決定される動水勾配の変動で説明できた。また大阪湾への地下水湧出量を推定するために、大阪湾沿岸に位置する深井戸観測井10箇所において測定した地下水温鉛直分布の解析の結果から、上向き地下水流動の存在を明らかにすることができた。帯水層の温度拡散率の推定を行った後、移流拡散式による地下水湧出量推定の解析を行った結果、自記湧出量計によって実測された地下水流出量と整合性のある結果が得られた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 谷口真人: "グローバルな観点からの地下水研究の現状と課題"水文・水資源学会誌. 13巻6号. 476-485 (2000)

  • [文献書誌] Makoto Taniguchi: "Evaluations of the saltwater-groundwater interface from borehole temperature in a coastal region"Geophysical Research Letters. 27(5). 713-716 (2000)

  • [文献書誌] Makoto Taniguchi et al: "Investigation of submarine groundwater discharge"Review of Geophysics. (発表予定).

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi