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1999 年度 実績報告書

氷の高圧相のレオロジーと氷衛星のテクトニクス

研究課題

研究課題/領域番号 11874071
研究機関東北大学

研究代表者

大谷 栄治  東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60136306)

研究分担者 久保 友明  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (40312540)
鈴木 昭夫  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (20281975)
近藤 忠  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20252223)
キーワードダイヤモンドアンビル / H_2O / 高温高圧 / 外熱 / 氷 / 粒成長 / Fe-H_2O系
研究概要

今年度においては,ダイヤモンドアンビル高圧装置に外熱用の白金のコイルヒーターを組み付け,100GPaまでの条件で約700Cまでの高温を発生することが可能になった.この装置をX線回折装置に取り付け,高温高圧X線その場観察実験が可能になった.この装置を用いて,Fe-H2O系の高温高圧相関係を解明した.その結果,35GPaの圧力で700C以上で金属鉄と水が反応して,FeOとFeHが生ずることが明になった.この反応は現在のプレート内部とともに,初期地球や始源的な小天体内部の温度圧力条件で生じることが明らかになり,これらの天体内部でも重要な役割をしているものと推定される.今後さらに温度圧力範囲を広げた実験を計画している.
さらに,氷のVIの高圧下での粒成長速度が測定され,その圧力依存性を調を明らかにすることができた.今後粒成長速度から流動則を推定する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 大谷栄治: "地球核形成過程における平衡と非平衡"鉱物学雑誌. 27. 179-184 (1998)

  • [文献書誌] Mori,Ohtani, et al.: "Viscosity of the albite melt to 7GPa at 2000K"Earth Planet Sci. Letters. 175. 87-92 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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