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2000 年度 実績報告書

面発光レーザを用いた並列光自由空間配線を有するロボット機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11875061
研究機関東京農工大学

研究代表者

石井 抱  東京農工大学, 工学部, 講師 (40282686)

研究分担者 石川 正俊  東京大学, 大学院工学系研究科, 教授 (40212857)
キーワード光インターコネクション / 内神経型 / 超並列配線 / ロボット関節 / 光通信 / 配線の物理的制約 / 大規模ロボットシステム / 可動部
研究概要

本研究の目的は,大量の実環境情報に対応した大規模ロボットシステムの実現に向けて,システム内の通信媒体を光とすることを基本とした自由空間光インターコネクションを有する新たなロボット機構を提案することにあり、特に,従来のロボット研究の多くで見られる,既存の機構の上に様々なセンサ及び通信系などを接続するという外神経型のシステム構築ではなく,並列光通信をベースとした構造を内包する機構という内神経型のシステム設計を提案する点に目的がある.具体的には、特に可動部に面発光レーザダイオードアレイを用いた並列光自由空間インターコネクションを有するロボット関節を試作することにより,その実現可能性を解明する.
平成12年度は,平成11年度に行った並列光自由空間配線を内部に有する可動機構部のモデル,および可動部において超並列配線を維持可能とする並列光自由空間配線法を実際に実現可能とするために、以下の手順で研究を進めた。
1)可動関節において、光インターコネクションの接続状態に対する解析を行った。
2)並列光自由空間配線を持つ可動関節を用いた多関節システムの設計を進めた。
3)可動関節において、光を並列接続可能とする光インターコネクション用LSIの基本的な設計を行った。
4)ロボットシステムに必要とされる並列光自由空間配線の形態について総括的な議論をし、そのロボット関節の実現の有用性について検討した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] NelMcArdle,Makoto Naruse,Haruyoshi Toyoda,Yuji Kobayashi, and Masatoshi Ishikawa: "Reconfigurable Optical Interconnections for Parallel Computing(Invited)"Proc.IEEE. Vol.88, No.6. 829-837 (2000)

  • [文献書誌] 成瀬誠,石川正俊: "光インターコネクションを用いたシステムのための並列アルゴリズムの構築"情報処理学会論文誌. Vol.41, No.5. 1509-1516 (2000)

  • [文献書誌] M.Ishikawa,M.Naruse,T.Haruyoshi,and Y.Kobayashi: "Reconfigurable free - space optical interconnection module"Optics & Information Systems (SPIE's International Technical Group Newsletter). Vol.11, No.1,. (2000)

  • [文献書誌] D.Kawamata,M.Naruse,I.Ishii,M.Ishikawa: "Image Database Construction and Search Algorithm for Smart Pixel Optoelectronic systems"Proc.SPIE,4089,in Optics in Computing 2000,R.A.Lessard and T.Galstian, eds.,. 797-805 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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