1.測定対象空間内に設置した魚眼レンズ装着ビデオカメラの位置の同定 測定開始時のカメラの位置決定が煩雑故に、水平方向に直交する2軸、その交点に立てた垂直軸を想定し、その3軸に予め既知の長さを与え、その映像からカメラの設定位置を決定する手法を試みた。 非線型の3元連立方程式を解くことでカメラ位置の決定が可能になった。このことで、測定開始時の位置設定が時間的に短縮された。 2.画像内の自由浮遊バグの位置の同定 バグをマニュアルでクリック操作を行い、同時刻2画像からバグの浮遊位置を決定していたが、その作業の自動化プログラム化を試みた。画像情報はデジタル故に、(1)減算処理、(2)エッジ処理、(3)バグの乱反射(白い)の利用が可能になる。前処理に(3)を試み、次いで、(2)の手順で画像処理を行うと、自動追尾が可能になることが見出された。次年度は、この作業の完全自動化を試みる予定である。
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