研究課題/領域番号 |
11875130
|
研究機関 | 大阪産業大学 |
研究代表者 |
谷口 興紀 大阪産業大学, 工学部, 教授 (00026113)
|
研究分担者 |
ペリー 史子 大阪産業大学, 工学部, 講師
植松 曄子 大阪産業大学, 工学部, 助教授 (20232788)
|
キーワード | アクセス / ネットワーク / 三次元情報 / デザイン対話 / JAVA / 協調設計 / デザイン思想 |
研究概要 |
協調設計、つまり独立している個々のデザイン分野をどう接続するかについて、ネットワーク性ということが一般に考えられるが、往々にして物理的ネットワーク性だけが意味されている。しかし、本研究では、それに加えてアクセス性ということがより一層重要であることを勘案し、インターネット上でのブラウザーによるデザイン支援システムの概念設計を行い、それに基づいてJAVA言語によるプログラムインプリメントを行った。それについて、約30人によるモニターテストの結果、ハードウェア的制限かまたはJAVA言語自体の制限と考えられる原因によりデータ量が多くなる(つまりデザインの密度を上げる)とフリーズすることが明かとなる。その原因を探るためのデモプログラムを作成し検証した結果、ハードウェアというより、JAVA言語自体の構造によることが明かなり、その部分のアルゴリズムの再設計を行い、プログラムインプリメントを行っている。また、より一層デザイナー(ユーザー)フレンドリー化を求めると、市販のCADソフトには備わっていない、物体(建物・橋・道路景観など)の二次元的スケッチを三次元情報に解釈する機能が必要であることから、そのアルゴリズムを設計し、そのプログラムインプリメントを行いつつある。 また、サブシステムとしてのデザイン対話の処理部分について、デザイン思想的に裏打ちされるかどうかを検討し、思想的には可能であるという知見を得た。そこで、プログラム化するためのアルゴリズムの研究に取りかかっている。
|