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1999 年度 実績報告書

九州北部に於ける近世社寺建築大工の足跡と作風の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11875133
研究機関九州産業大学

研究代表者

佐藤 正彦  九州産業大学, 工学部, 教授 (80098772)

キーワード大工 / 神社建築 / 寺院建築 / 作風 / 近世 / 棟札 / 大工文書 / 九州北部
研究概要

九州北部に於ける近世社寺建築大工の足跡と作風としては次の結果を得た。
1.棟梁西倉源五郎清輝:臼杵市に在住した棟梁西倉源五郎清輝は明治18年天神神社本殿、同19年稲荷社本殿、同22年天満社本殿、同24年熊野神社本殿、同26年五柱神社本殿(いずれも臼杵市内)を造営した。
作風は、石造亀腹基壇を身舎に用い、土台又は地長押を付ける。向拝中備に獅子や龍の彫物を用い、水引虹梁木鼻も象頭や獏頭の彫刻を用いる。向拝柱に腰長押を付けて浜床を構える。該して、組物は単純から複雑へ移行している。
尚、5棟のうち稲荷社神殿は大改造され、熊野神社神殿も改造が著しい。他に作品として、明治18年建立の住宅の遺構が確認されている。
2.棟梁西倉源五郎寛一:棟梁西倉源五郎寛一は明治15年10月8日に、臼杵市に在住した西倉源五郎清輝の長男として生まれた。明治40年天満社本殿、大正5年大神宮神殿、同13年山神社本殿、昭和4年三嶋神社本殿の他に、大正8年福聚寺本堂(いずれも臼杵市)を造営した。
作風については研究中である。
その他、若干の大工関係文書を解読中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 佐藤 正彦: "棟梁西倉源五郎清輝の作品と作風"日本建築学会九州支部研究報告. 第39号・3. 429-432 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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