• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

航空宇宙推進エンジンにおける内部非定常流動現象とカオス

研究課題

研究課題/領域番号 11875217
研究機関東京大学

研究代表者

長島 利夫  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70114593)

研究分担者 山口 和夫  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (90270892)
キーワード旋回失速 / キャビテーション / 不安定流れ / カオス解析 / 相図 / アトラクター / 相関積分
研究概要

航空宇宙推進エンジンの作動異常を引起こす原因に、内部流動の不安定現象を挙げることが出来る。その場合、旋回失速やキャビテーションに代表されるように、多くが渦や気泡の発生を伴い、擾乱が非線形的に成長する過程が観察される。従って、この非定常状態を圧力センサなど何らかの検出方法により時系列データとして取得できれば、現象のメカニズム解明に役立つばかりか、異常予知と危険防止が可能となる。
本研究は、このような不安定現象の認識と制御のために、カオス理論に基づく時系列データ処理を実施し、相図アトラクターや相関積分という新しい物理量を用いて、従来とは異なった視点から圧縮機の旋回失速とポンプキャビテーション発生の課題ヘアプローチを試みた。
その結果、導入した新しい物理量が極めて有効であり、単に周波数分析を通じて得られる結果に比べて、高度な情報を提供する事が実証された。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Chunwei GU: "Observation of Centrifugal Compressor Stall and Surge in Phase Portraits of Pressure Time Traces at Impeller and Diffuser Wall."Proceedings of the IGTC,1999 Kobe.. 555-560 (1999)

  • [文献書誌] Chunwei GU: "Phase portraits of Centrifugal Compressor operation from design to near surge."Proceedings of 1st ICET,1999 Beijing.. 218-223 (1999)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi