| 研究課題/領域番号 |
11877072
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| 研究機関 | 長崎大学 |
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研究代表者 |
竹本 泰一郎 長崎大学, 医学部, 教授 (60010005)
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| 研究分担者 |
柴田 義貞 長崎大学, 医学部, 教授 (40010954)
市川 誠一 神奈県立衛生短期大学, 教授 (90106302)
片峰 茂 長崎大学, 医学部, 教授 (40161062)
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| キーワード | クラミジア / 低容量ピル / 性行動 / 性意識 / 感染危険因子 / 大学生 / 妊婦 / 性感染症 |
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| 研究概要 |
Chlamydia trachomatis感染症は性感染症の中でももっとも頻度が高いものの一つであり、近年、特に若年者において蔓延していることが問題となっている。また、昨年低容量ピルが解禁され、その影響も懸念されている。海外からの研究論文によって、その感染と関連がある因子がいくつか報告されているが、わが国では感染の危険因子に関する詳細な研究報告は、これまでにほとんどなかった。そこで、我々は、長崎県における妊婦のChlamydia trachomatis抗体スクリーニング対象者に対し、抗体陽性に関連する社会的属性や妊娠歴等の影響の検討をおこない、以下の結果を得た。1.抗体陽性率は20.8%であった。2.各調査項目の解析で高い抗体陽性率と関連があったのは(1)短い教育歴、(2)低い初婚年齢(3)低い初回妊娠時年齢、(4)結婚前の妊娠歴、(5)低い初回出産年齢、(6)より多い人口妊娠中絶回数、(7)コンドームの不使用、の七項目であった。3.多重ロジスティック解析の結果、高い抗体陽性率と関連があったのは、(1)結婚前の妊娠歴、(2)コンドームの不使用、(3)短い教育歴、(4)より多い人口妊娠中絶回数、の4項目であった。本年度は、更により詳細に若年者の感染危険因子を同定するために、以下のように研究計画の作成を行った。1.大学4年生を対象に卒業時検診時に調査を行う。2.社会的属性だけでなく、性行動や性意識およびピルに対しての知識についても質問紙の項目とする。3.今回はより正確に現在の感染を反映する抗原検査(PCR法)により行うことを予定している。
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