研究概要 |
2000年4月からの介護保険が実施開始されると、地域での高齢者への介護・福祉関連の施設が何処にあり、どの程度の規模で、スタッフはどのくらいいて、どの様なサービスがいつどの位の人数提供されているか、またその手続き等はどうなっているかの情報の開示はますます重要になる。そして、その整備状況やサービスの質や量は住民、特に高齢者と同居する家族、あるいは高齢者と離れて暮らす家族には関心が高い。そこで、1999年6月末時点で大阪府下の各市町村に存在する高齢者の介護や福祉等サービスを行っていると思われる施設(特別養護老人ホーム等、老人保健施設等、訪問看護ステーション等)のデーターベース作成へのご協力依頼の趣意書と共に各種データー項目への記載票を発送し、その回収を以って検索型データーをMicrosoft社のAccessで作成した。 現時点で大阪府下276施設のデーターを入力し、http://scorpion.yurin.or.jp/kaigoaspで検索閲覧出来るようインターネットへupした。施設住所や交通アクセス、施設概観、管理者等の紹介の他、介護・福祉サービスメニューの受け入れ人数やその特色、施設勤務者の職種別人数等が閲覧出来る。一部施設では、介護サービス風景の動画も見る事が出来る。現時点ではこれらのデーターは科研申請代表者である中園が入力し、追加更新しているが、夫々の施設から直接入力が出来、データーの追加更新が出来るようにプログラムされている。即ち、この276施設にはID,Passwordを与え、中園が管理するデーターベースサーバーにインターネット経由でアクセスし、リアルタイムで追加更新が出来ることになっている。現在、試験的に、中園らの守口市と研究協力者である大阪市城東区医師会および大阪市住吉区医師会ではデーターベースの画像、動画とも各施設より追加更新が可能であることが確かめられている。
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