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1999 年度 実績報告書

神経芽細胞腫の骨転移のメカニズム解明のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11877132
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

澤田 淳  京都府立医科大学, 医学部, 教授 (10079874)

研究分担者 有本 晃子  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (80305581)
松村 隆文  京都府立医科大学, 医学部, 講師 (08457229)
キーワード神経芽細胞腫 / 骨転移 / cathepsin k
研究概要

腫瘍細胞が骨内に浸潤していくときに骨の構成蛋白を局部的に分解するproteaseの作用が必須である。現在、protease分泌には次の2通りの経路が考えられる。(1)腫瘍細胞自身がproteaseを分泌して骨有機基質の分解、吸収を行う。(2)腫瘍細胞が破骨細胞刺激因子(osteoclast activating factor:OAF)を分泌し破骨細胞を活性化してprotease分泌を行う。これらの2通りの経路のうち、神経芽細胞腫においてはどちらの経路でprotease分泌が行われているのか検討した。
平成11年度
【方法】神経芽細胞株を用いて(1)の経路について検討した。神経芽細胞腫株(9株)でシステインプロテアーゼ(cathpsin K、cathepsin D)のmRNAの発現を検討した。神経芽細胞腫細胞株からTrizolを用いてmRNAを抽出し、抽出したRNAを鋳型にして逆転写酵素を用いてcDNAを作成し、これにprimerを加えてPCRを行った。Positive Controlには乳癌細胞株MCF7を使用した。
【結果】検討した神経芽細胞腫株9種類中にシステインプロテアーゼ(cathpsin K、cathepsin D)のmRNAを発現している細胞株はなかった。
平成12年度
今後更に他の種類のシステインプロテアーゼ、マトリックスプロテアーゼ(MMP-9など)のmRNAの発現、蛋白の発現を検討し、更に(2)の経路についてもOAF(IL-1β、TNFα、β)のmRNAの発現、蛋白の発現検討する予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2013-12-04  

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