研究課題/領域番号 |
11877158
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
嶋田 守男 東邦大学, 医学部, 講師 (20196489)
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研究分担者 |
三浦 妙太 東邦大学, 医学部, 教授 (40049812)
吉川 宏起 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (10272494)
林 三進 東邦大学, 医学部, 教授 (50010252)
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キーワード | MRI / reactive lymph node / normal lymph node / gadofluorine 8 / Gd-DTPA |
研究概要 |
炎症性Ratを用いての実験 ウイスターラット(10匹)を使用して、アジュバンドで、両ソケイに炎症性リンパ節を作成した。正常ソケイ部リンパ節をもつウイスターラット(10匹)と比較した。Gadofluorine8皮下注射群(反応性ラット5匹、正常ラット5匹)とGd-DTPA皮下注射群(炎症性ラット5匹、正常ラット5匹)とに分けて50micomol/mlの濃度を0.1ml両側の後ろ足のfootpadに皮下注して造影効果について時間(直後、5分後、30分後、45分後、60分後)を追って検討した。正常ラットにおいてGadofluorine8皮下注射群では、30分後に造影効果が最大を示し、60分後でも造影効果が持続した。Gd-DTPA皮下注射群では、5分後に造影効果が最大を示し30分後では、ほとんど造影効果は、なかった。反応性ラットにおいてGadofluorine8皮下注射群では、30分後に造影効果が最大を示し、60分後でも造影効果が持続した。Gd-DTPA皮下注射群では、5分後に造影効果が最大を示し30分後では、ほとんど造影効果は、なかった。 CERを比較すると、Gadofluorine8において反応性のリンパ節のCERに比べ正常リンパ節のCERは、造影後、増加する傾向を示した。このことにより、正常と反応性のリンパ節を識別する可能性が考えられる。
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