研究課題/領域番号 |
11877285
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
荻田 幸雄 大阪市立大学, 医学部, 教授 (00047086)
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研究分担者 |
深山 雅人 大阪市立大学, 医学部, 助手 (50305629)
本田 謙一 大阪市立大学, 医学部, 助手 (40244644)
田中 哲二 大阪市立大学, 医学部, 講師 (80275255)
梅咲 直彦 大阪市立大学, 医学部, 助教授 (20106339)
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キーワード | 子宮内膜症 |
研究概要 |
【研究目的】子宮内膜症病変における遺伝子発現異常分子を同定するために、まず子宮内膜症患者の内膜症病変と対照正常細胞から不死化細胞樹立を試み、differential display法と発現クローニング法の組み合わせから機能的内膜症関連遺伝子の同定を試みる。 【平成11年度研究成果】(1)不死化子宮内膜症細胞の樹立(現在解析中で、まだ論文発表には至っていない):手術採取した内膜症腹膜病変組織、正常中皮組織、正所性子宮内膜細胞をin vitro培養し、SV40 large T抗原遺伝子導入により不死化させ、限界希釈法により単一細胞由来の安定した不死化細胞株を樹立する。実際には不死化細胞のほとんど全ては内膜間質細胞であり、分化系譜特異抗原の免疫組織学的検討により不死化細胞が間質細胞ないし中皮であることを確認する。同一患者から可能な限り複数のモノクローン不死化細胞を樹立し、形質転換による偶発的変異の導入を除外する。現在も樹立実験を行っているが、不死化細胞樹立効率が低い上に、同一患者からの正所性組織由来不死化細胞と異所性組織由来不死化細胞の同時確立が困難なために遺伝子解析にはいたっていない。数は少ないが、樹立された細胞株の細胞生物学的解析(下記)に着手している。 (2)子宮内膜症細胞の細胞生物学的諸性質の解析:(1)flowcytometryによる各種抗原の発現を解析する。特に同一患者由来正所性子宮内膜細胞と異同を比較する。(2)各種サイトカイン反応性の解析。(3)flowcytometryによる細胞周期解析とDNA解析。(4)アポトーシス感受性:各種アポトーシス刺激に対する細胞応答性を内膜症細胞と正所性細胞とをXTT assay及びDNA断片assayで比較する。(5)RT-PCR法による細胞増殖関連遺伝子、アポトーシス制御遺伝子の発現解析。 (3)子宮内膜症細胞に特異的に発現が変動する遺伝子のdifferental display法による選別(次年度に開始予定)
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