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1999 年度 実績報告書

蝸牛explantを用いた蝸牛有毛細胞死の機序の解明とその予防に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11877291
研究機関東京大学

研究代表者

山岨 達也  東京大学, 医学部・附属病院, 助教授 (60251302)

研究分担者 肥後 隆三郎  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (10301110)
石本 晋一  東京大学, 医学部・附属病院, 助手 (40292932)
鈴木 光也  東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (50302724)
キーワードCochlea / hair cell / apoptosis / GDNF / gene therapy
研究概要

蝸牛(モルモット)を摘出し、頂回転に小孔を開けてそのまま培養液につけて、細胞死の状態を経時的に観察した。培養液の為か、感染も多く、安定した結果を得にくく、今年度末になりようやく一定の傾向を得ている.その結果1〜2日目には外有毛細胞の変性、脱落が起こり、3日目以降には全細胞が変性するというものであった.1〜2日目の結果にsample間の差が大きく、現在microgrovity systemの導入による細胞死に要する期間の延長を考えている。Sample間のばらつきが無くなったのち、細胞死誘発因子の投与、neurotrophic factor や free radical scavengerの投与を考えている.一方in vivoでは遺伝子治療の導入法を確立し、又 GDNFやfree radical scavengerの蝸牛障害予防について、報告した.特にGDNFを組みこんだアデノウイルスベクター投与により音響障害や耳毒性からの内耳障害が軽減できることを示した.蝸牛explantの系が確立したのち、このベクターを投与して有毛細胞死が予防できるか検討する予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yamasoba T, Yagi M, Roessler BJ, Miller JM, Raphael Y: "Inner ear transgene expression following adenoviral vector inoculation in the endolymphatic sac"Human Gene Therapy. 10. 769-774 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2014-01-22  

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