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1999 年度 実績報告書

口腔粘膜疾患における微量元素分析-歯科用合金の体内動態に関する基礎的研究-

研究課題

研究課題/領域番号 11877354
研究機関岩手医科大学

研究代表者

石橋 修  岩手医科大学, 歯学部, 助手 (10295991)

研究分担者 世良 耕一郎  岩手医科大学, サイクロトロンセンター, 助教授 (00230855)
杉山 芳樹  岩手医科大学, 歯学部, 助教授 (00162909)
キーワード微量元素 / 口腔粘膜 / 粒子励起X線分光法 / 歯科用金属
研究概要

1.研究目的
口腔粘膜をはじめ、生体は全て元素から構成されている。生体を構成する元素の体内摂取は、主に食物や飲料水などから経口的に行われている。一方、口腔内には金属補綴修復物など歯科用金属が多く存在するために、口腔粘膜は種々の元素と直接にあるいは唾液を介して長期間にわたり接触している。口腔粘膜疾患のなかには、これらの元素がその一原因と考えられているものもある。しかし、口腔粘膜に含まれている微量元素については現在まで詳細な報告がなかった。そこで本研究は、疾患群の解析に先立ち、健常粘膜における元素の標準値を作成することを目的とした。
2.対象および方法
現在検体数は、健常粘膜62検体であり、男性31例、女性31例であった。年齢は、11歳から77歳で平均33.3歳であった。
採取した頬粘膜を生理食塩水中で2時間攪拌、洗浄後、40℃のホットプレート上で十分に乾燥した。乾燥試料の重量が5mgとなるように調整し、元素の測定は内部標準元素をInとした硝酸灰化法で行った。その後、4μmのポリプロピレンフィルムに試料5μlを滴下、乾燥後、元素の定量を粒子励起X線分光法(PIXE法)を用いて行った。
3.結果
現在までに健常者口腔粘膜から、35種類の元素が検出された。これらの元素を性別、年代別、金属補綴修復物装着の有無について、比較検討している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 石橋 修: "PIXEによる口腔健常粘膜中の微量元素分析について"NMCC共同利用研究成果報文集. 6. 123-129 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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