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1999 年度 実績報告書

LH-RH遺伝子導入癌細胞による閉経後骨粗鬆症モデル動物の作成

研究課題

研究課題/領域番号 11877383
研究機関金沢大学

研究代表者

宮本 謙一  金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (30100514)

キーワード骨粗鬆症 / LH-RH / 遺伝子導入 / 動物モデル
研究概要

骨粗鬆症治療薬の評価に利用可能で、かつ作成が簡単な閉経後骨粗鬆症病態動物モデルを提供することを目的に本研究を企画した。
今年度は、Walker256/Sラット乳がんが黄体刺激ホルモン放出ホルモン(LH-RH)を異所性に産生・分泌することを確認し、本遺伝子を他の癌細胞にトランスフェクションし、効率よくLH-RHを発現・分泌するトランスフェクタントの作成を試みた。
1)Walker256/Sがn vitroにおいてもin vitroにおいてもLH-RHを高発現しており、雌性ラットに移植した場合、エストロゲン分泌が低下し、性周期が停止して閉経後骨粗鬆症様の骨量減少を来すことを確認した.
2)ラットLH-RH decapeptide遺伝子oligonucleotideを導入したpBK-CMVベクターをラット腹水肝癌AH66細胞にトランスフェクトし、LH-RH産生をin vitroおよびin vivoで確認したがLH-RHを効率よく産生するクローンは得られなかった。
3)そこで、LH-RHはGn-RHを含むプレプロタンパクとして産生・分泌されることに着目して、ラット視床下部よりプレプロタンパクの全長をクローニングしてpBK-CMVベクターへの組み込むこととした。しかし、現時点では、遺伝子クローニングには成功しているが、これのベクターへの組み込みが確認できていない。
来年度に向けては、遺伝子と発現ベクターとのライゲーション部位の検討を早急に行い、癌細胞へのトランスフェクションを行う。そして、そのトランスフェクタントの骨粗鬆症モデルとしての有用性を評価したい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yoshihiro Waki: "Walker256/S carcinoma causes Osteoporosis-like changes though production of luteinizing hormone-releasing hormone."Cencer Res.. 59. 1219-1224 (1999)

  • [文献書誌] Yoshihiro Waki: "Effects of XT-44, a phosphodiesterase 4 inhibitor, in osteoblastgenesis and osteoclastgenesis in culture and its therapeutic effects in rat osteopeia nodel."Jpn. J. Pharmacol.. 79. 477-483 (1999)

  • [文献書誌] Yoshihiro Waki: "Postmenopause-like bone Loss by mammary carcinoma Walker256/S which secretes Luteinizing hormone-Releasing hormone."Jpn. J. Pharmacol.. 80. 119-125 (1999)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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