研究課題/領域番号 |
11877402
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
平出 敦 大阪大学, 医学部・付属病院, 講師 (20199037)
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研究分担者 |
山本 浩司 大阪大学, 医学部・附属病院, 助手 (60304060)
吉矢 生人 大阪大学, 医学部・附属病院, 教授 (80028505)
笠原 彰紀 大阪大学, 医学部・附属病院, 助教授 (70214286)
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キーワード | 医学教育 / 臨床実習 / コンピューター / ネットワーク / WWW |
研究概要 |
臨床教育の見直しがすすむ中で、より新しい形態の媒体を用いた教育を行うため、学生が臨床現場で実習経験した症例の情報を整理して、コンピュータネットワーク上で閲覧可能な教育用ファイリングシステムを実習中に作成することを目的とした。当初の、計画通り、本学総合診療部内のLAN上に、アプリケーションとしてWWWをもちいたファイリングシステムを、構築することができた。さらに、このシステムを実際に用いて、平成11年度の、臨床実習で6年次学生を対象に、実際にファイリング作業をおこなうとともに、文献検索作業やプレゼンテーション実習なども、このシステムに関連しておこなった。その成果は、第31回日本医学教育学会で発表した。雑誌"医学教育"第30巻第5号P377には、"平出 敦氏ほか(大阪大学)の「World Wide Webを用いた教育用ファイリングシステム」は、総合診療部の臨床実習の一環として、学生が実習した症例をWWWを用いて、画像を含む多角情報のファイル作成、メディアを介した文献検索能力、症例発表能力を体得する試みを報告した。学習対象が明確、実務的で、場内からも肯定的意見が多く、他大学にも推奨したい教育技法である。と講評された。国際的な評価も問うために、Medical Education に投稿中である。また、本年、1月に開始した臨床実習でも使用しており、学生の参加も、平成11年度にまして、積極的である。このプロジェクトは、新しいタイプの学生実習として、定着しえる成果をあげている。
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