研究課題/領域番号 |
11878026
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
城下 荘平 京都大学, 総合博物館, 助教授 (80026252)
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研究分担者 |
西原 修 京都大学, 情報学研究科, 助教授 (00218182)
熊本 博光 京都大学, 情報学研究科, 教授 (10109019)
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キーワード | 機械メカニズム教育模型 / 明治時代 / インターネット / コンピュータグラフィック / アニメーション |
研究概要 |
京都大学に残されている60点あまりの機械メカニズム模型のうち、大学創立直後にドイツから輸入された機械メカニズム模型21点を中心にして、3次元的動画像で再構築し、京都大学総合博物館のウェブサイトで公開した。ウェブサイトのURLは、http://inet.museum.kyoto-u.ac.jp/museumF/materials.html/mechAnime.htmlである。構築した動画像は「かさ歯車」、「スライダ・クランク機構」、「確動カム」など17点である。動画像化に当たっては機械動力学解析ソフトADAMS(Mechanical Dynamics,Inc.)を用いた。 本研究でこのようなメカニズムを動画像として再構築し、さらにそれらをウェブサイトで公開したことにより、模型に直接触れなくても、また、すぐには理解し難い解説図や専門用語で説明された専門書を読まなくても、カラフルなアニメーションを見ただけで誰でも容易に楽しみながら機械メカニズムを理解できるようになった。 ウェブサイトで公開したことにより、大学や高専の教授から講義用にダウンロードの許諾依頼や、新聞報道(京都新聞・1999年8月6日・夕刊、朝日新聞・2000年5月26日京都版朝刊)があった。本研究は国内の学会で報告しているが、ウェブサイトの英語版でも公開しているため、国際会議での講演依頼もあり、国内外で注目を得ることとなった。 理工系離れが指摘されて久しい我が国の若者が、このようなアニメーションを見て理工系分野に興味を持つようにとの目的で始めた本プロジェクトは、社会的な注目を浴びたことによりその幾分かは達成されたと考えられる。
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