研究概要 |
近年,インターネットの普及により,海外の学生との国際交流の機会も広がりつつある.そこでは,電子メールを用いた言語学習も数多く試みられており,その研究成果がいくつか報告されている.ここでは,文章の添削が中心に行われるが,紙面上での添削による作文教育に比較べて,通常の電子メールの機能だけでは,添削が行いにくく,十分に作文指導が行えないという問題点がある.そこで,既に我々は,ネットワーク型添削支援システムシステムCoCoA (Communicative Correction Assistance System)を試作した. 本研究の目的は,ネットワーク型添削支援システムCoCoAを拡張して,教師が蓄積した添削文章を有効利用して,学習者がお互いの文章を添削しながら,作文能力を高めていくことができる効果的な協調環境を構築することである.本年度は,協調学習のためのネットワーク型添削支援システムを設計・試作した.開発言語は,Java言語を用いた. 1添削による語学学習の調査と分析(脇田) 2ネットワーク型添削支援システムの設計(矢野,緒方,越智) 2-1文章の添削手法のモデル化 2-2添削文章のバージョン管理手法の提案 2-3添削文章コーパスの解析手法の提案 2-4添削文章を用いた学習者モデルの提案 3プロトタイプシステムの開発(緒方,越智).
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