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2000 年度 実績報告書

学校教育におけるジェンダーフリー教育プログラムの検討

研究課題

研究課題/領域番号 11878036
研究機関弘前大学

研究代表者

日景 弥生  弘前大学, 教育学部, 助教授 (10142829)

キーワードジェンダー / ジェンダーチェック / 測定尺度 / プログラム / 授業評価
研究概要

昨年度の成果を踏まえ,今年度は主にジェンダー測定尺度の確立と,それを用いた生徒・保護者・教師のジェンダーの調査,およびジェンダーフリー学習プログラム(試案)を作成・実施し,それを評価した。
(1)ジェンダー測定尺度の確立
東京女性財団作成のジェンダーチェックを参考に,25項目からなるジェンダーに関するアンケート調査を行い,統計処理により尺度の有効性を確かめた。その結果,25項目中,生徒は21項目,保護者は23項目,教師は22項目をもって最終基準とし、それらを「ジェンダー測定尺度」とした。
(2)生徒・保護者・教師のジェンダー度の調査
(1)の「ジェンダー測定尺度」を用いて,生徒・保護者・教師のジェンダーを調査し,三者の関連を分析した。三者とも女性の方がジェンダーフリーの傾向が,また三者の中でも保護者の女性でジェンダーフリーの傾向が強くみられた。しかし,意識と現実が矛盾していることも明らかとなった。
(3)ジェンダーフリー学習プログラム(試案)の作成・実施と授業評価
他の自治体等で既に実践したジェンダーフリー学習プログラムを参考に,プログラム(試案)を作成し,それをモデル校中学2年生の2クラスを対象に授業を行った。さらに本授業終了1カ月後に,(2)と同様な調査を行い,実施前後の生徒の意識の変化を授業実施クラスと無実施クラス(3クラス)とで比較した。その結果、授業実施クラスの方がジェンダーフリー化したことがわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 日景弥生,早川和江: "小学校国語教科書における隠れたカリキュラム"弘前大学教育学部紀要. 85. 155-160 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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