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2000 年度 実績報告書

ノーベル賞受賞作品『雪国』の文体解析-数量的分析による成立に関する疑惑の解明-

研究課題

研究課題/領域番号 11878048
研究機関統計数理研究所

研究代表者

村上 征勝  統計数理研究所, 領域統計研究系, 教授 (00000216)

研究分担者 古瀬 順一  宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (50024005)
キーワード川端康成 / 雪国 / 文体解析 / 数量的分析
研究概要

川端康成のノーベル賞受賞作品『雪国』に対する三島由紀夫の晩年の批判を検証するという動機付けがあったので,同作品と他の複数作品との比較を行った。
昨年度,計量分析に必要な『雪国』を初めとする『伊豆の踊り子』,『虹』,『母の初恋』,『女の夢』,『ほくろの手紙』,『夜のさいころ』,『燕の童女』,『夫唱婦和』,『子供一人』,『ゆく人』,『年の暮』,『山の音』,『みづうみ』の全文データベースを作成したので,今年度は入力した文章を単語に分割し,品詞情報を付加したデータベースを作成し,これらを用いて計量分析を試みた。
単語分割では,できるだけ詳細な情報を得るため,学校文法で品詞として立てない形態素の接頭詞と接尾語,ならびに補助動詞等を加え,次の17種類1.普通名詞,2.固有名詞,3.形式名詞,4.代名詞,5.連体詞,6.数詞,7.副詞,8.接続詞,9.感動詞,10.動詞,11.形容詞,12.形容動詞,13.助詞,14.助動詞,15.接頭語,16.接尾語,17.補助動詞に分割した。名詞も普通名詞と固有名詞,形式名詞とに細分割した。
当然のことながら,句読点を含む諸記号をも対象化している。
読点の付け方に関する数量分析では,戦前と戦後の作品では,読点の付け方が多少異なることが判明した。
しかし,現状では,一部の情報にとどまっているので,未だ明確な結論を出すに至っていない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 村上征勝: "文章の計量分析-その歴史と現状-"計測と制御. Vol.39.No.3. 216-222 (2000)

  • [文献書誌] 村上征勝: "著者を推理する"ESTRELA. No.70. 81-84 (2000)

  • [文献書誌] 古瀬順一 ほか: "大友信一博士古稀記念論文集"臨南寺. (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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