研究課題
日本では埋立地の減少と環境の改善および金属資源を主体とする資源の枯渇から資源リサイクリングが急務となっている。金属をはじめとする資源リサイクリングについては、資源・素材学会の資源リサイクル部門委員会にて各種報告検討が行われている。この中で特に、選別主体の技術担当者および研究者が集まり環境調和型の資源リサイクリングを検討することは重要である。委員会を年に4回開催し、本委員会では各種単位操作である粉砕、分級、各種選別、脱水乾燥、湿式分離および熱を用いた資源リサイクリング関連技術を世界および日本の発表文献より体系的に調査し、環境調和型リサイクリングを考察し小冊子を作成した。その中で本文は下記7項目について記してあり、今後の環境調和型資源リサイクリングに関する資料として役立つことを期待する。1.破砕・粉砕とリサイクルヘの応用について、2.ふるい分け、分級、手選、色彩選別とリサイクリングへの応用について、3.比重選別、空気選別とリサイクリングヘの応用について、4.重液選別法とリサイクリングヘの応用について、5.磁気的選別とリサイクリングヘの応用について、6.静電選別とリサイクリングヘの応用について、7.リーチング、溶媒抽出とリサイクリングヘの応用について。これを基に将来の特定領域研究あるいは国際共同研究を申請するための準備とした。