研究課題/領域番号 |
11897025
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
樋口 恒彦 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教授 (50173159)
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研究分担者 |
大塚 雅巳 熊本大学, 薬学部, 教授 (40126008)
大倉 一郎 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (90089821)
梅沢 一夫 慶応義塾大学, 理工学部, 教授 (70114402)
矢野 重信 奈良女子大学, 理学部, 教授 (60011186)
庄司 省三 熊本大学, 薬学部, 教授 (60040317)
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キーワード | 生体機能 / 機能性分子 / 螢光 / シグナル伝達 / 画像 / 合成化学 |
研究概要 |
本企画調査は生体機能を画像化する能力を有する低分子化合物を開発し、生体の動的機能解明へ応用を行う研究分野に関し、今後の特定領域研究への立ち上げの準備段階として行った。 昨年10月には熊本において班員である大塚雅巳教授のお世話で本科研費公開シンポジウム「先端生命有機化学」を開催した。このシンポジウムでは班員による発表に加えて米国から招聘した上杉志成博士(Baylor College of Medicine、USA)、森井 孝博士(京都大学エネルギー理工学研究所)、袖岡幹子博士(相模中央研究所・現東京大学分子細胞生物学研究所)を招き型名から講演いただいた。タンパク質など生体高分子間に働く弱い相互作用や分子のある程度の柔軟性が分子間親和性に重要であることが示され認識を新たにした。また生体内シグナル伝達に関わる低分子化合物を巧みに利用し生体機能の探索を検討した研究が3題あった。また独創的化学モデルによるヘム酵素の構造と機能の関連の解明に結びついた研究も注目された。以上のように生体機能解明への有機化学的アプローチに関し様々な観点からの先導的研究が発表され今後の本分野の展開をうかがわせた。 また3月には東京大学山上会館で班会議を開催し、研究の進捗状況を発表し、次年度にいかに本研究会を発展させていくかについて討議を行った。さらに充実強化を図るための案が提出され今後の方針決定に役立った。
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