研究分担者 |
篠原 文陽児 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (00113035)
大隅 紀和 京都教育大学, 教育学部・附属教育実践指導センター, 教授 (90000083)
木村 捨雄 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (90000059)
本多 泰洋 鳴門教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (50238820)
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
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研究概要 |
1.我が国における科学教育に関する国際交流の実態とその課題について,日本科学教育学会,日本理科教育学会,日本地学教育学会,日本生物教育学会,日本化学会,日本数学教育学会,日本教育工学会,日本数学教育学会,日本環境教育学会等の構成員と協議し,国際交流の実態と将来のあり方について検討した。その結果,科学教育の国際連合体であるICASE(International Council of Associations for Science Education)と,数学教育の国際的な連合体であるPME(International Group for Psychology of Mathematics)との研究交流のあり方について具体的に検討することとした。 2.平成12年8月7日から8月11日にかけて,ICASEとPMEの会長,および,それに所属する国外の主要学会(National Science Teachers Association,Association for Science Education)の会長,及びUNESCOの科学教育部門の代表らを神戸に招聘し,我が国の科学教育に関する学会の代表者らとのシンポジウムと協議会を開催した。 3.上記の事業を通して,平成12年度以降の日本国内で開催される科学教育に関する国際共同研究のあり方を検討した。その結果,次のような点が指摘された。 ・文部省の科学研究費の運用の弾力化によって,海外の研究者との共同研究の可能性が拡大した。 ・海外の科学教育に関する研究者は日本の研究者との共同研究の推進を強く望んでいる。 ・海外の研究者は日本の科学研究費による共同研究の推進を求めている。 ・発展途上国における研究者は日本で開催される学会出張の経費が捻出できない。日本からの支援を強く求めたい。 ・発展途上国では日本からの科学教育振興の援助をさらに拡大してほしいという強い願いがある。
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