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2012 年度 実績報告書

合成プロモーターを用いた土壌ストレス応答を担うシス配列の総合的解析

研究課題

研究課題/領域番号 11F01078
研究機関岐阜大学

研究代表者

山本 義治  岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授

研究分担者 ZHAO Cheng-Ri  岐阜大学, 応用生物科学部, 外国人特別研究員
キーワード土壌ストレス応答
研究概要

【目的】植物は、日々変化している様々な種類の環境変化を感知し、遺伝子発現を調節することで新たな環境に適応して行く。遺伝子の発現調節はプロモーター上にある転写制御配列(シス配列)により実現されている。同じ発現様式を示す遺伝子のプロモーターは共通するシス配列を持つ、という仮説に従えば、大規榎遺伝子発現データをもとに転写制御配列を予測することが可能である、発表者らはこれまでの研究によりAl,Cd,CuイオンとNaClストレスで誘導される遺伝子群をシロイヌナズナマイクロアレイ解析により同定してきた。本研究では、これまで一般的に行われてきたコンセンサス配列の抽出を行うのではなく、頻度比較を第一のストラテジーとして転写制御配列の予測を行い、冷属イオン応答を担う機能シス配列の推定、さらに実験的手法による機能配列の同定までを目指す。昨年度は予測に基づ89個の合成プロモーターを作成した。
【研究の成果】
(1)作成した含成プロモーターをアグロバクテリウムを用いてシロイヌナズナに導入し、T1種子を収穫した。
(2)発光系レポーター遺伝子として現在利用しているホタルルシフュラーゼ以外にいくつか新規のものが開発・販売されている。それらについて植物でのill vivoでの特性(S/N比、反応応答性等)について評価するために、同一の誘導性プロモーターの支配下に各種発光レポーター遺伝子を組み込み、植物へ導入した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

研究計画時に予想しえなかったトラブルに遭うこともなく、おおむね順調に研究は進んでいる。

今後の研究の推進方策

今後は作成した合成プロモーター導入植物のライン化をすすめ、順次レポーターアッセイをおこなっていく。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Arabidopsis Promoter Analysis2012

    • 著者名/発表者名
      山本義治
    • 学会等名
      Evening Seminar, 10th lnternational Congress on Plant Molecular Biology
    • 発表場所
      韓国済州島
    • 年月日
      20121023-20121026
  • [学会発表] Plant promoter analysis in the Genomic Age2012

    • 著者名/発表者名
      山本義治
    • 学会等名
      Symposium on Plant Biology and grobiotechnology
    • 発表場所
      北京大学
    • 年月日
      20121017-20121018
  • [学会発表] 植物転写ネットワークの理解のためのプロモーター解析2012

    • 著者名/発表者名
      山本義治
    • 学会等名
      日本バイオインフォマティクス学会/アグリパイイオンフォマティクス研究会ワークショップ
    • 発表場所
      東京大学
    • 年月日
      2012-10-03

URL: 

公開日: 2014-07-16  

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