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2011 年度 実績報告書

わび、さびの研究と現代音楽創作への可能性

研究課題

研究課題/領域番号 11F01304
研究機関東京芸術大学

研究代表者

西岡 龍彦  東京芸術大学, 音楽学部, 教授

研究分担者 ATHANASIADIS BasilVasileios  東京芸術大学, 音楽学部, 外国人特別研究員
キーワード新曲委嘱 / 異文化交流 / わびさび / 現代音楽 / 日本の美学
研究概要

今回の研究に伴い2013年に行う演奏会と録音の準備を進めてきました。
1. 来るイギリスでの演奏会に向けて参画してもらうべく、様々な音楽家達に接触し連絡をとりました。演奏能力だけでなく、少ない予算の中でも情熱を持って最大の能力を発揮して取り組んでもらえるかどうかを基準に人選を進めつつあります。
2. 今回のプロジェクトの為に新曲を作曲してもらうため、作曲家のロドリック・ワトキンス教授(カンタベリーキリスト教会大学)とピーター・ウィーゴールド教授(ロンドンブルネル大学)に連絡をとり、プロジェクトの概略を送付しました。
3. 演奏曲目全体の中での新曲と既存の作品のバランスや、現代音楽・伝統音楽に加えて舞踏などの舞台上での動作を含む作品など、プログラムの多様性に留意しながら作品をリサーチし、選曲を進めつつあります。
4. プロジェクトの企画提案書を、2013年開催のカンタベリー・サウンズ・ニュー・フェスティバルに送付しました。
5. 私自身の作曲の進行計画を、曲数・楽器編成を考慮し作成しました。日本の伝統楽器を含め、できるだけ多様な楽器の組み合わせに挑戦します。
6. 今回の研究期間に作曲する作品全ての録音に関して、初期的な計画を作成しました。日程は研究代表者の西岡龍彦教授や演奏者、そして関係者達との相談の上、後日決定します。
7. 当初の研究計画に加え、女声・ヴァイオリン・ピアノという編成の演奏会の企画を進めています。北海道(札幌および釧路)での演奏機会を2013年秋の開催を目指しています。
8. 前回の特別研究員期間に作成した録音が、2012年5月末にイギリスのサルガッソ・レコーズよりリリースされる運びとなりました。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

日本滞在の期間中に予定していた事柄は達成に加え、当初の計画にあった海外での演奏機会だけでなく日本国内での演奏会の開催計画も進めているので、(1)を選択しました。更に、日本の文化と思考をより深く理解する上で鍵となる日本語の語学能力向上を図るため、自費で語学レッスンを受講してきました。

今後の研究の推進方策

プロジェクトに演奏で参画する人物が確定し次第、その演奏楽器に合わせて作曲を開始します。また、演奏機会の拡大を目指し、ギリシャやオランダ等でのフェスティバル参加申し込みを開始します。

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公開日: 2013-06-26  

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