研究概要 |
1.旗多様体の量子コホモロジーのtt*構造の研究に着手するため、Guestの著書"From Quantum Cohomology to Integrable Systems", Oxford University Press, 2008などで量子D加群に関する結果について検討を行った。 また、所属研究機関において受入研究者の主催するセミナーにおいて、量子コホモロジーに関連する可積分系階層、無限次元アフィン旗多様体の量子コホモロジー、および局所化の技法を用いた非コンパクト多様体のグロモフ-ウィッテン不変量の計算法に関する研究を行った 2.12月1日~12月5日に大阪で開催されたPacific Rim Geometry Conference(第10回太平洋幾何学会議)に出席し国内外の幾何学研究者と情報収集を行った。 2月24日に日本大学で開催されたKoriyama Geometry and Physics Dayで"Some applications of Hirzebruch\chi y genus"の講演を行った。 首都大学でindex theory and rigidityについての講演(2回)をした。論文"Remarks on Bott residue formula and Futaki-Morita integral invariants"と"An application of the rigidity of Dolbeault-type operators"を作成し投稿した。 量子コホモロジーの研究として、首都大学では"Quantum cohomology of twistor spaces and their Lagrangian submanifolds"(Jonathan David Evans, arXiv 1106.3959)についてのセミナーに参加した。 Fudan University(上海)のZhi Luと共変コホモロジーについての共同研究を行った。 日本大学の乙藤隆史と無限次元旗多様体の幾何学とトポロジーの研究打ち合わせを行った。
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