研究課題/領域番号 |
11J00287
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
區 國昌 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特別研究員(DC1)
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キーワード | Spatial perception / Attention capture / Visual awareness / Numerosity |
研究概要 |
平成24年度(特別研究員DC1の2年目)は(1)昨年度の研究成果を国際し論文及び国際学会で発表し、(2)2種類の新しい研究を開始した。(1)研究成果の発表では、無意識的な注意捕捉とattentional repulsion/attraction効果について研究した実験成果をConsciousness and Cognition誌に掲載し、第16回Annual Meeting of the Association for the Scientific Study of Consciousness (ASSC 16)において発表した。また、反応時間とattentional repulsion/attraction効果の関係について調べた実験研究の成果をAdvances in Cognitive Psychology誌に掲載し、Asia-Pacific Conference on vision (APCV)において発表した。 (2)新しい研究として、オブジェクト置換効果に関連する視知覚過程の研究を開始した。一つはフラッシュラグ効果に関するもので、もうひとつはオブジェクト計数に関するものである。フラッシュラグ効果に関する研究成果は2013年7月に行われる国際学会35th Annual Meeting of the Cognitive Science Society (CogSci 2013)に口頭発表として採択されている。 オブジェクト計数に関する研究成果は2013年5月に行われる国際学会Vision Science Society 13th Annual Meetingにてポスター発表を行う予定である。またオブジェクト計数の研究成果は英文論文誌に投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
今年度は博士課程(採用期間)の2年目であったが、ヒトの視知覚や認知に関する複数のプロジェクトを進めることができた。これらの成果の一部はすでに英語論文として出版されており、また、国際雑誌への英語論文の投稿や国際学会での発表も進めている。
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今後の研究の推進方策 |
今後の研究では、これまでに引き続き、認知科学と実験心理学の手法を用いて、ヒトの視知覚と認知のメカニズムに関する研究を進める予定である。
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