物質循環データベース(地域プラントの原料、製品、廃棄物に関するInput-Output情報および物質変換や再生に関する技術データベース)をを利用したゼロエミッション・シミュレータの開発を行った。この特定領域研究の最終年度にあたり本年は、このシミュレータを実際の地域データに対して適用し、どの程度のシミュレーションが可能かを検証した。その結果、現状とは異なる別の物質循環の可能性を示唆し、更に再資源化技術をどのように活用すれば良いかを併せて提示できることが確認できた。今後、このシミュレータで利用するデータベースの情報記述の抽象性や、このデータベースの構築の体制などが求められる。
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