• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

糖鎖タンパク質の細胞内輸送における糖鎖の役割解明

研究課題

研究課題/領域番号 12033205
研究機関京都大学

研究代表者

林 力丸  京都大学, 農学研究科, 教授 (90027186)

研究分担者 加藤 倫子  京都大学, 農学研究科, 助手 (40322151)
キーワード糖鎖 / カルボキシペプチダーゼ / 糖タンパク質 / プロカルボキシペプチダーゼY / 糖鎖の役割
研究概要

細胞内選別輸送のモデルとしてパン酵母のカルボキシペプチダーセY(CPY)をとり上げ、糖鎖構造の役割解明を目的とし、以下の成果をあげた。
1.糖鎖結合部位を限定した変異体タンパク質を単離精製し、その構造安定性を物理化学的手法(DSC、円偏光二色性、蛍光分光法など)を主として用いて解析し、糖鎖結合部位が及ぼす立体構造への寄与を検討した。その結果、糖鎖の構造への寄与は少ないことを明らかにした。
2.作成した変異体タンパク質を単離精製し、活性と全体構造との関係を調べ、機能保持に糖鎖は役割をもたないことを明らかにした。
3.極限環境下における精製タンパク質を用いた高圧力環境下での構造安定性を検討し、プロカルボキシペプチダーゼYにとって、糖鎖が構造安定性に重要なことを明らかにした。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] E.Chatani: "Expression of soluble bovine pantreatic ribonuclease A in Picchia pastoris and its purification and characterization"Biosci.Biotechnol.Biochem.. 64. 2437-2444 (2000)

  • [文献書誌] H.Nakase: "Interaction mode of H397A mutant carboxypeptidase Y with protein substrates analysed by the surface plasmon resonance"Bull.Chem.Soc.Jpn.. 73. 2587-2590 (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi