この調整班は、言語が全体として消滅していくプロセスを研究する梶班(計画研究1「危機言語の記述とその動態論的研究-特に共通語との関係で」)と稗田班(公募研究「言語崩壊時に生じる言語現象の動態研究」)、そして、移民という小さなコミュニティレベルで、さらには個人というレベルにおいて言語が変容・崩壊していく様を研究する林班(計画研究2「危機言語の記述とその動態論的研究-移民コミュニティにおける言語の変化」)とからなり、このマクロとミクロのレベルの相輔い合う研究を調整し、よって全体として言語消滅の動態論的研究を行うものである。 調整班としては、今年度の活動は以下の2つに要約される。 1、調整班(BO2班)としてのホームページを立ち上げ、運用を開始した。そこでは、各メンバーの研究テーマと調査日程、また研究の目的・趣旨などが掲載され、これらは順次、更新される。 2、3月16日に調整班の全体会議を開催し、今年度の活動を総括した。梶班から、梶、米田、角谷、品川、阿部、原が、そして林班から林と金が、さらに稗田班からは稗田、小森、安部が参加し、それぞれの研究成果を発表した。
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