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2002 年度 実績報告書

ブーゲンヴィル島(パプアニューギニア)のパプア系諸言語に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12039246
研究機関名桜大学

研究代表者

大西 正幸  名桜大学, 国際学部, 教授 (10299711)

キーワードブーゲンヴィル / パプア系言語 / 危機言語 / モトゥナ語 / ブイン語 / ナゴビシ語 / 辞書編纂
研究概要

1.4月-7月,研究調査準備。第5回全体会議出席
2.8月4日-9月12日,キャンベラのRSPAS, ANUにおいて,最新の情報を集める。故Don Laycockのブイン語辞書編纂の仕事をほぼ完成。また,アデレードにて,研究協力者Therese Kemelfieldとモトゥナ語資料分析を行い,現地調査の打ち合わせを行う。(ブーゲンヴィル南部の洪水のため,現地調査の日程を延ばす。)
3.9月13日-27日,Therese Kemelfieldと,ブーゲンヴィルおよびポート・モレスビーにて下の調査を行う:(1)北ソロモン州政府関係者,教育関係者,SIL翻訳者との情報・意見交換と研究協力についての話し合い。
(2)モトゥナ語資料収集。子供たちの遊び・歌・なぞなぞ・物語を重点的に集める。
(3)ブイン語辞書の疑問点を現地話者とチェック。
(4)ナゴビシ語基礎語彙の収集。
4.9月28日-10月8日(キャンベラ),収集した資料の分析・整理。ドイツのDOBESチームとの情報交換。
5.10月9日-2月16日(沖縄),収集した資料の分析・整理。10月13日,沖縄言語研究センター年次大会にて講演:「危機言語」の記録と記述-南ブーゲンヴィルのパプア系言語を例として-。11月8日,京都大学生態学研究センターで講演:「危機言語」の記録と継承に向けて-南ブーゲンヴィルのパプア系言語を例に-。
11月23日-25日,Therese Kemelfieldとともに第6回全体会議出席・発表。大西発表:Languages of South Bougainville : Present and Future(南ブーゲンヴィルのパプア系諸言語の現状と展望)(ELPR A1-003にて2003年出版予定),Therese Kemelfield 発表:Traditional Chants. Games and Stories of Siuwai Children。
6.2月17日-3月10日,キャンベラにてブイン語辞書最終校正(Pacific Linguisticsより2003年出版予定)。研究協力者柳田達也と,Motuna Texts(モトゥナ語テキスト集)の編集・校正を行う(ELPRA-seriesにて2003年出版予定)。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 大西 正幸: "Motuna Verb List"環太平洋の「消滅に瀕した言語」にかんする緊急調査研究 環南太平洋の言語 第2号(柴田紀男・塩谷亨編). ELPR2003 A1-002(予定).

  • [文献書誌] 大西 正幸: "Languages of South Bougainville : Present and Future (南ブーゲンヴィルのパプア系諸語の現状と展望)"環太平洋の「消滅に瀕した言語」にかんする緊急調査研究 環南太平洋の言語 第3号(柴田紀男・塩谷亨編). ELPR2003 A1-003(予定).

  • [文献書誌] 大西 正幸 (共著): "Onishi, M.with Kemelfield, T.M.and Leslie, D.Motuna Texts"環太平洋の「消滅に瀕した言語」にかんする緊急調査研究報告書(予定). 180

  • [文献書誌] 大西 正幸 (共著): "Bhaskararao, P.(ed.). Non-nominative Subjects"John Benjamins(予定).

  • [文献書誌] Laycock, Don(単著), 大西 正幸(編集): "A Dictionary of Buin : A Papuan Language of Bougainville"Pacific Linguistics, The Australian National University(予定).

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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