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2000 年度 実績報告書

非母国語話者のための韻律を包含する発音学習システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12040101
研究種目

特定領域研究(A)

研究機関東北大学

研究代表者

牧野 正三  東北大学, 大型計算機センター, 教授 (00089806)

研究分担者 佐藤 滋  東北大学, 留学生センター, 教授 (40137592)
広瀬 啓吉  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (50111472)
白井 克彦  早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063702)
三輪 譲二  岩手大学, 工学部, 助教授 (60125664)
才田 いずみ  東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20186919)
キーワード外国語教育 / 教育工学 / CALL / 音声工学 / インターネット / マルチモーダル
研究概要

国際化の進展によって非母国語言語の習得支援体制の確立が急務となっている。本研究では急速に進展している音声情報処理技術やIT技術と,日本語や外国語の教育学を融合することによって,場所や時間にとらわれず,かつ韻律的特徴も包含する発音教育システムを計算機上に構築することを研究目的とする。本年度は,次のシステムを構築した。1)日本人学生の英語発音に対する音素ラベリングシステムは日本人発声で生じやすい母音の挿入や子音の発音誤りを自動的に検出することができる。2)日本人学生に対するイントネーション学習システムは日本人が苦手なイントネーションの誤りを自動的に検出し,正しく発声するように指導する。3)外国人学生に対する日本語特殊拍発音学習システムは,外国人学生が日本語を学習するとき誤りを生じやすい撥音,促音,長母音の特殊拍についての発音を学習することができる。4)外国人学生に対するWebを利用した日本語聞き取り訓練システムは,インターネット経由で日本語発声を聴取し,キーボード入力することによって正しく聴取する能力を訓練することができる。5)マルチモーダルキャラクターエージェントCALLシステムは,キャラクターエージェントと音声認識ソフトウェアを用いて英語発音を対話的に学習していくことができる。また,次の項目について研究を行った。1)外国人学生が発声した日本語文章中の単語のアクセント型が正しく発音されたかを同定する方法の開発を行った。2)コミュニケーション技術修得のためのビデオ製作に関して検討した。3)自動的に文法から韻律を生成する方法について研究した。4)中国語の四声,子音,母音について音響分析を行い,中国語学習システムのための基礎分析を行った。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 石岡,鈴木,牧野: "音素認識におけるLSPの効果の検討"電子情報通信学会音声研究会技術報告. SP2000・20. 33-38 (2000)

  • [文献書誌] 鈴木,牧野: "話者間距離を用いた即時適応型不特定話者音素認識"電子情報通信学会音声研究会技術報告. SP2000・13. 23-30 (2000)

  • [文献書誌] Carlos T.Ishi and Keikichi Hirose: "Influence of speaking rate on segmental duration and its formulation for the use in CALL systems"Proc.Integrating Speech Technology in the Language Learning and Assistive Interface (InSTIL2000). 106-108 (2000)

  • [文献書誌] C.T.Ishi,K.Hirose and N.Minematsu: "Identification of Japanese double-mora phonemes considering speaking rate for the use in CALL systems"Proc.International Conference on Spoken Language Processing. 1. 786-787 (2000)

  • [文献書誌] 筒井,石塚: "キャラクタエージェント機能を有するマルチモーダル・プレゼンテーション記述言語MPML"情報処理学会論文誌. 41・4. 1124-1133 (2000)

  • [文献書誌] Jouji Miwa and Masaru Kumagai: "Internet Speech Analysis System Using E-mail and Web Technology"Proc.International Conference on Spoken Language Processing. 2. 1065-1068 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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