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2000 年度 実績報告書

高等教育におけるメディア教育・情報教育の高度化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12040107
研究種目

特定領域研究(A)

研究機関京都大学

研究代表者

富田 眞治  京都大学, 情報学研究科, 教授 (40026323)

研究分担者 岡本 敏雄  電気通信大学, 情報システム学研究科, 教授 (60125094)
三尾 忠男  メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (20219596)
美濃 導彦  京都大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (70166099)
山口 和紀  東京大学, 情報基盤センター, 教授 (80158097)
中西 通雄  大阪大学, サイバーメディアセンター, 助教授 (30227847)
キーワードコンピュータリテラシー教育 / マルチメディア教育 / 情報倫理教育 / 講義アーカイブ / 電子化・オンライン教材 / 情報教育評価 / 遠隔教育 / Teacher Training
研究概要

社会の国際化,情報化を控え,21世紀を生きる人材の育成が急務であり,大学では,組織・教育・研究等の面で改革が進行中である.こうした高等教育機関における変革もコンピュータとネットワーク環境の発達に促されたメディア環境が根底に在る.我々は,大学での教育の内,メディア教育・情報教育について,その内容,教授法の改革に的を絞り研究・開発を行うことを研究課題とした.
本研究課題の採択を受け,計画研究の初年度である平成12年度は,研究課題を5つの項目に分類し,各グループでの試行と分析により問題点を明確にし,次年度に引き継ぐ事にした.研究分担者の日常の研究と密接な関係にある分担者を各グループに配置し総合的に推進した.
5つの研究グループは,
(1)高等学校教科「情報」と大学における情報教育の在り方の研究
(2)大学における情報リテラシー教育の在り方と,この教材研究・開発
(3)大学専門教育課程における情報教育向け教材の研究・開発
(4)教員養成のための情報教材の研究・開発
(5)遠隔講義などの新しい授業形態とその実践・評価
とした.ただし,(1)については対象となる高等学校での教育方針が明確になる次年度に持ち越す.(2)文系情報教育の最適化,経済系での情報リテラシー教育,基礎教育教材の開発,Web操作履歴取得・分析に基づく適応的教材の開発が行われた.(3)マルチメディア環境を活用したコンピュータアーキテクチャ教育教材の開発,統計学入門学習等に関する研究.(4)教員養成向けの教育教材の開発と実践と評価を得ている.(5)遠隔講義,連携ゼミナール,遠隔自習教材および講義アーカイブ等の実践とその評価から問題点を浮き彫りにした.特に遠隔講義では,国内だけでなく海外の大学との遠隔相互教育を実施し,その問題点と有効性を明確にした.

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] Y.Nishihori,S.Okabe,Y.Yamamoto and D.Kurosaki: "Chat'n'Debate computer supported collaboration in language learning"International ICSC Congress on Intelligent Systems & Applications(ISA'2000). Vol.10. 677-683 (2000)

  • [文献書誌] K.Yagi,Y.Kameda,M.Nakamura,M.Minoh and M.Ashour-Abdalla: "A Novel Distance Learning System for the TIDE Project"Proceedings of ICCE/ICCAI 2000. Vol.2. 1166-1169 (2000)

  • [文献書誌] A.Harada and M.Nakanishi: "Evaluation of class organization in the computer literacy education"Proceedings of International Conf. On Computer Education. 460-466 (2000)

  • [文献書誌] 宮崎耕: "IT革命時代の大学における情報教育"オフィス・オートメーション. Vol.21,No.1. 53-58 (2000)

  • [文献書誌] 子安増生,郷式徹,中村素典: "教育学部学生の情報リテラシー教育の最適化に関する研究(I)"京都大学高等教育研究. 第6号. 63-74 (2001)

  • [文献書誌] 梶田将司: "北米におけるe-Learningプラットフォームの現状"教育システム情報学会誌. Vol.17,No.3. 496-497 (2000)

  • [文献書誌] 中島康彦: "UNIXで「やりたい」ことを「できる」にかえる基本の12章"メディア・テック出版,東京. 332 (2000)

  • [文献書誌] 水谷雅彦,越智貢,土屋俊: "情報倫理学-電子ネットワーク社会のエチカ"ナカニシヤ出版,京都. 323 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2012-11-16  

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