研究分担者 |
岡本 敏雄 電気通信大学, 情報システム学研究科, 教授 (60125094)
三尾 忠男 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (20219596)
美濃 導彦 京都大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (70166099)
山口 和紀 東京大学, 情報基盤センター, 教授 (80158097)
中西 通雄 大阪大学, サイバーメディアセンター, 助教授 (30227847)
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研究概要 |
社会の国際化,情報化を控え,21世紀を生きる人材の育成が急務であり,大学では,組織・教育・研究等の面で改革が進行中である.こうした高等教育機関における変革もコンピュータとネットワーク環境の発達に促されたメディア環境が根底に在る.我々は,大学での教育の内,メディア教育・情報教育について,その内容,教授法の改革に的を絞り研究・開発を行うことを研究課題とした. 本研究課題の採択を受け,計画研究の初年度である平成12年度は,研究課題を5つの項目に分類し,各グループでの試行と分析により問題点を明確にし,次年度に引き継ぐ事にした.研究分担者の日常の研究と密接な関係にある分担者を各グループに配置し総合的に推進した. 5つの研究グループは, (1)高等学校教科「情報」と大学における情報教育の在り方の研究 (2)大学における情報リテラシー教育の在り方と,この教材研究・開発 (3)大学専門教育課程における情報教育向け教材の研究・開発 (4)教員養成のための情報教材の研究・開発 (5)遠隔講義などの新しい授業形態とその実践・評価 とした.ただし,(1)については対象となる高等学校での教育方針が明確になる次年度に持ち越す.(2)文系情報教育の最適化,経済系での情報リテラシー教育,基礎教育教材の開発,Web操作履歴取得・分析に基づく適応的教材の開発が行われた.(3)マルチメディア環境を活用したコンピュータアーキテクチャ教育教材の開発,統計学入門学習等に関する研究.(4)教員養成向けの教育教材の開発と実践と評価を得ている.(5)遠隔講義,連携ゼミナール,遠隔自習教材および講義アーカイブ等の実践とその評価から問題点を浮き彫りにした.特に遠隔講義では,国内だけでなく海外の大学との遠隔相互教育を実施し,その問題点と有効性を明確にした.
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