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2001 年度 実績報告書

外国語CALL教材の高度化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12040205
研究機関千葉大学

研究代表者

竹蓋 幸生  千葉大学, 教育学部, 名誉教授 (40009030)

研究分担者 田中 慎  千葉大学, 外国語センター, 助教授 (50236593)
高橋 秀夫  千葉大学, 外国語センター, 助教授 (30226873)
西垣 知佳子  千葉大学, 教育学部, 助教授 (70265354)
水町 伊佐男  広島大学, 教育学部, 教授 (50056199)
大木 充  京都大学, 総合人間学部, 教授 (60129947)
キーワード英語 / 日本語 / 仏語 / 独語 / CALL / コースウェア / 外国語教育 / CD-ROM教材
研究概要

長年にわたる基礎研究の結果,我々は適切なマルチメディア教材が作れれば大学の授業という制限された環境の中でも学生の外国語力を社会の求める高いレベルに引き上げることが可能であるという仮説を立てられるに至った。本計画研究はこの仮説の検証を目的として実施したものである。英語班では平成12年度に,これまでの指導理論と教材作成理論に改善を加え,難易度の調整研究をした上でもっとも不足していた「初級・中級のCD-ROM教材」をそれぞれ1枚開発することを目標に研究を実践した。平成13年度前期にこの教材を授業で実験的に試用し,更なる高度化のための資料を収集したが,その結果,難易度レベルが適合した学習者には極めて好評であり,かつTOEICのスコアも上昇することが判明した。しかしながら,中級を目指して作成した教材のほうが中級というよりは結果として上級に近い,中・上級レベルの教材になってしまったことが判明した。また13年度前期の研究では併行して難易度レベルのずれがどの程度学習効果に影響するかについても研究を行い,その影響が極めて大きいことが検証された。そこで,13年度後期には,前年度の研究の反省の上にたち,もう1枚の「真に中級」と言えるレベルのCALL教材を開発した。14年度には上級レベルのCD-ROM教材をもう1枚制作する予定であるが,同時にこれまでに開発してきた3枚の教材を実験的に試用し,効果を検証する。独語,仏語,日本語班は,12年度にコースウェア開発のための基礎研究を行った。13年度の研究ではそれぞれ独自に得た知見と先行する英語班の高度化研究の知見を共用しながら,独自開発したマルチメディア教材の全面的改訂(仏語)と,社会的にニーズの高い「日本事情」に関するCD-ROM教材1枚(日本語)の開発を行った。独語班は13年度も基礎的研究を継続すると同時に教材とすべき素材の収集を行ったが,14年度にはその成果を活かして高度化されたCD-ROM教材を1枚制作する予定である。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 竹蓋 幸生: "新しい英語教育「三ラウンド・システム」"文京学院大学外国語学部・文京学院短期大学紀要. 創刊号. 1-14 (2001)

  • [文献書誌] 高橋 秀夫: "英語CALL教材の高度化の研究"言語文化論叢. 第9号. 1-22 (2001)

  • [文献書誌] 竹蓋 順子: "英語総合力養成のためのCALL教材の開発とその試用-科学研究費補助金による研究-"ARELE. 創刊号(印刷中). (2002)

  • [文献書誌] 水光 雅則: "CALL教材Listen to Me!を使った「授業」と「自習」と「教師の役割」"MM NEWS. No.5. 1-17 (2002)

  • [文献書誌] 大木 充: "CALLフランス語文法-スクリプトの工夫-"MM NEWS. No.5. 29-32 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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