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2000 年度 実績報告書

クォーク・レプトンを統一する対称性

研究課題

研究課題/領域番号 12047216
研究機関京都大学

研究代表者

谷村 省吾  京都大学, 工学研究科, 講師 (90273482)

キーワード量子色力学 / クォーク / レプトン / 経路積分 / ゲージ場 / モノポール / 対称性の破れ / 余次元時空
研究概要

ゲージ場の量子化を精緻なものに仕上げるため、対称性と特異点を持つ系の量子化を、経路積分法を用いて行った。これによって多様体上のゲージ場が誘導される機構を明らかにした。この成果については、論文がすでに受理・印刷されているところである。また、クォークの相互作用を解明するため、量子色力学の解析方法として、グルオンの衣をまとったクォークの場の理論を構築・展開し、物質場がくりこまれたクォークポテンシャルを精度よく計算する方法を開拓した。この結果は、イギリスに渡航してプリマス大学の研究者らと協力することによって得られたものである。この成果については現在論文を準備中である。さらに最近活発に研究されている余次元空間上の場の理論、あるいは弦理論についての研究を行い、余次元空間における対称性の自発的破れの解析を行った。余次元空間に背景ゲージ場があるとき、空間の並進対称性が破れる模型を構築し、4次元時空上に現れる粒子のスペクトルを予言し、クォークとレプトンを統一する対称性を見出すことを企てている。すでに2次元球面を余次元として持ち、背景モノポール場によって回転対称性の破れを示す模型を構築し、これの解析を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shogo Tanimura: "Path integrals on Riemannian manifolds with symmetry and iduced gauge structure"International Journal of Modern Physics A . (印刷中).

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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