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2004 年度 実績報告書

多元素環状化合物の創製の研究総括

研究課題

研究課題/領域番号 12056101
研究機関東京大学

研究代表者

奈良坂 紘一  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50016151)

研究分担者 橋本 俊一  北海道大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (80107391)
村上 正浩  京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20174279)
岩澤 伸治  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (40168563)
キーワード多元素環状化合物 / 合成 / 複素環化合物 / 有機元素化学 / 有機金属化学 / 講演 / 公開シンポジウム / 学術書出版
研究概要

特定領域研究「多元素環状化合物の創製」では,計画班員25名,公募班員110余名にのぼる研究者が集結し,多方面にわたる成果を挙げることができた。従来複素環化合物と呼ばれていたN,S,Oを含む環状化合物に加え,P,Siから各種金属元素に至るまでの多種の元素を含んだ環状化合物群(多元素環状化合物)の革新的な合成法や多段階合成戦略の開発を検討するとともに,これら化合物の反応性を総合的な見地から調べることを目的とし研究を行った。有機化学と元素化学や有機金属化学の融合分野ともいえる多元素環状化合物を機軸として,現代社会の基盤を支える物質合成に多くの可能性を提供すると同時に,従来の複素環化合物の枠を越えた我が国発の新研究領域として,その成果を広く世界に発信した。
本課題では,これらの成果を総括し取りまとめ,関連する研究者に情報提供すると同時に,広く社会に対してこれを公表した。具体的には,取りまとめ公開シンポジウムを平成16年9月16日に東京大学弥生講堂にて開催し,班員のみならず関連する研究者を一同に集め,本特定領域研究の主要な成果を社会に対してまとまった形で公表した。ここでは,3名の外国人の特別講演者に加え,本特定領域研究に積極的に採択した多くの若手研究者の中から4名を選び,講演を行った。また社会に対するもうひとつの公表手段として、主たる研究成果を学術書にまとめた。編集方針として,現在重要と考えられるトピックスに焦点をしぼり,その研究の背景,問題点や今後の展望等を含む内容とすることで,関連する研究者ばかりでなく,教育の面からも広く利用できる学術書とすることを掲げ,内容を充分吟味して出版した。このように,本特定領域研究で得られた成果を公開シンポジウムや学術書の形で,広く関連研究者,さらには社会に向かって公開・周知したことは,今後のこの分野のさらなる発展に大きく寄与する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 図書 (1件)

  • [図書] 最新有機合成化学 ヘテロ原子・遷移金属化合物を用いる合成2005

    • 著者名/発表者名
      奈良坂紘一, 岩澤伸治 編
    • 総ページ数
      194
    • 出版者
      東京化学同人

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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