研究課題
平成12年9月に発足した本特定領域研究は、最終年度に当たる平成15年度まで活発な研究活動及び研究広報活動を行い、注目すべき研究成果が多く得られた。具体的には学術論文681報、国際学会発表944件、研究会など308件、学術講演会などでの発表843件、解説記事・著書99件、出願特許(公開、成立を含む)180件、受賞42件、新聞発表72件の学術的成果に加え、本領域研究の成果がきっかけとなり設立されたベンチャー企業が10社、本領域研究の成果をもとに実用化された製品が4製品などである。平成16年3月1日、2日(東京、一ツ橋記念講堂)の最終報告会では、口頭発表21件、成果展示デモ47件、参加者280名におよんだが、これらの研究成果を研究成果報告書としてまとめて記録刊行し、かつ広く公開普及するために、以下の計画を実施した。(1)研究成果報告書の刊行:本特定領域研究での成果を広く発信するために、研究成果報告書を刊行した(総ページ数554頁)。この報告書は関係研究者へ配布した。(2)研究成果報告書を電子版(CD-ROM)として刊行した。(3)あわせてweb上に成果を公表した(URL http://masu-www.pi.titech.ac.jp/~global/pub/index.html)。Web上ではすでに成果の一部を常に公開してきたが、最終報告会の概要および研究成果概要集、事後評価の審査結果のお知らせ等、随時ホームページを更新した。(本ホームページはさらに1、2年間は継続予定。)平成16年10月18日に行なわれた科学技術・学術審議会学術分科会科学研究費補助金審査部会理工系委員会による事後評価の結果、本領域研究はA+(期待以上の研究の成果があった)の高い評価をいただいた。