研究課題
当総括班は、特定領域研究「細胞周期制御」の計画・公募班の研究をより効率的に推進するために組織された。主たる活動は、領域全体の研究を見渡し、特に進展が期待される研究を促進するために、小機器類購入のサポートならびに意見・情報の交換を促進するための国際シンポジウムと研究進捗報告全体会議の開催である。平成17年度の国際シンポジウムは、第5班の班長である名古屋大学理学研究科・西田育巧教授のオーガナイズにより、"Cell Cycle and Development"のタイトルで平成17年11月21日と22日の両日、名古屋厚生年金会館に於いて開催された。講演者には、細胞周期と発生分化の機構を研究している国際的にトッププラスの若手研究者を中心に、欧米から12名、国内から10名の研究者を招聘し、最新の研究成果を発表し、討論した。当研究班員を含め全国から若手の研究者を中心に約120名の参加があり、すべての発表に対して活発な討論がなされた。一方、特に研究班員のなかでの情報・意見の交換の場として重要な役割を果たしているのが、研究進捗報告全体会議である。平成17年12月12日〜15日の4日間を費やして、宮崎シーガイア国際会議場で行われた。計画・公募研究者を問わず、各自15-20分で約80名の発表が行われ、今年度が研究計画最終年度であるにもかかわらず、最後まで熱心な討論が繰り広げられた。
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