研究概要 |
1.Si(100)(2×1)表面は非対称ダイマーからなる。そのサイト特異的反応性を光電子分光,STM, HREELSで調べた。CO分子は吸着初期に,ダウンダイマーアトムに選択的に吸着する。BF-3分子は,吸着初期はBF_2+Fに解離吸着する。CO_2は科学的な相互作用をしない。ピリジンは複数の吸着状態をとる。H1フルオロイソプロパノール(TFIP)分子は,水酸基の部分が解離し,Si-ORとSi-Hになる。 2.Rh(111)表面に25Kで水分子を凝集させると,アモルファス氷がつくれる。その加熱変化を詳細に調べた。アモルファス氷には水素結合ネットワークが未発達の,2配位水分子と3配分子が存在する。80Kに加熱すると2配位水分子は消失する。120K〜150Kでバルクのアモルファス氷は結晶性氷へと変化することが,IRAS測定で明確に示された。アモルファス氷と結晶性永のモルフォロジー及び反応性を調べるために,CO分子を吸着させ,その状態を詳細に測定した。
|