研究課題/領域番号 |
12130205
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
那須 三郎 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (00030057)
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研究分担者 |
大久保 嘉高 京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (70201374)
白井 泰治 大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (20154354)
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キーワード | 局在量子構造 / メスバウアー分光 / ガンマ線摂動角相関 / 陽電子寿命測定 / 原子空孔 / 機能性酸化物 / ZnO / CaB_6 |
研究概要 |
点欠陥や微量ドーパントの作る局在量子構造を実験的に直接調べるために、放射線や放射性同位元素を量子プローブとして利用したメスバウアー分光、ガンマ線摂動角相関法や陽電子寿命測定を行い、以下の成果を得ている。 1.ppmオーダー量の不純物をドープした機能性酸化物中の原子空孔について、陽電子寿命測定と分子軌道計算を遂行した(京都大学グループとの連携研究)。(白井) 2.原子空孔の軽元素修飾による局在構造変化と巨視的な機能特性との相関について、陽電子消滅による直接解明を遂行した(名古屋大学グループとの連携研究)(白井) 3.実用環境下における材料の局在量子構造その場測定のための陽電子寿命測定システムを完成。(白井) 4.摂動角相関法を用いた鉄中不純物点欠陥複合体局所構造の解明(那須) 5.メスバウアー分光によるZrO_2中不純物局所構造の解明(那須) 6.メスバウアー分光を用いたセメンタイトの局所構造の解明(那須) 7.In摂動角相関を用いたZnO中点欠陥局所構造の解明(那須) 8.局在量子構造を実験的に解明するため、プローブとなる放射性イオンを物質中に注入するためのオンライン同位体分離装置の整備を行った。(大久保) 9.摂動角相関を精度よく測定するための電子回路系の整備を行った。(大久保) 10.CaB_6化合物にLaイオンを注入し、新しい磁気層の発現を確認し予備実験に成功した。(大久保) 11.強誘電体LiTaO_3の相転移をCd、Inをプローブとして観測し、構造変化を明らかにした。(大久保)
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