研究課題/領域番号 |
12136202
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
飯利 太朗 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (90313022)
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研究分担者 |
槙田 紀子 国際科学振興財団, 研究開発部, 研究員 (60353455)
真嶋 浩聡 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (10261869)
大西 洋英 自治医科大学, 附属病院, 講師 (00313023)
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キーワード | G蛋白質 / レセプター / 分子機構 / G蛋白質病 / 遺伝子治療 / 脱感作 / 心肥大 / 心不全 |
研究概要 |
1)G蛋白質シグナルの解析・制御ツールのデザインと解析: 我々は、G蛋白質活性化モデルに基づき、レセプター、βγを標的としこれを抑制するGα変異体を作製してきた。平成14年度までの解析を応用して、各Gαの変異体のデザインを改良、作製しつつある。 (1)G蛋白質の同定、各Gαシグナルの制御ツールとして利用:新しいG蛋白質病で発見、解析した抑制的に作用するαs-AVDTの改良により、抑制の増強を観察した。 (2)各G蛋白質の下流シグナルを解明:各活性型G蛋白質変異体を作成解析を開始した。 2)心肥大・心不全に関連するG蛋白質シグナルの解析と制御: 研究班内の共同研究により、(1)メカニカルストレスにより、AT1レセプターがアンジオテンシンII非依存性に自立的に活性化されること、(2)AT1レセプター作動薬がこれを抑制することを明らかにした。(3)(2)の作用を持つ薬物は限られること、を明らかにした。今後、新しいレセプターの活性化機構と制御機構として注目される。 3)心肥大・心不全モデル系への遺伝子導入: 遺伝子治療を展望して、G蛋白質変異体を、心肥大・心不全モデル系の細胞/動物へ、アデノウイルスを用いて遺伝子導入し、シグナルの制御および効果を検討つつある。 (1)モデル細胞への遺伝子導入:簡便な大量培養を可能にするため、DMSO存在下に心筋へ分化するP19CK6細胞をモデルとして遺伝子導入を行った。(2)心肥大・心不全モデルモデルマウスへの遺伝子導入に応用を開始した。
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