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2001 年度 実績報告書

種子貯蔵タンパク質の部位特異的集積シグナル

研究課題

研究課題/領域番号 12138207
研究機関京都府立大学

研究代表者

田中 國介  京都府立大学, 農学部, 教授 (90027194)

研究分担者 増村 威宏  京都府立大学, 農学部, 講師 (50254321)
キーワードイネ / プロテインボディ / 胚乳細胞 / プロラミン / グルテリン / シグナルペプチド / タンパク質輸送 / cDNAライブラリー
研究概要

植物における貯蔵タンパク質の遺伝子発現、生合成、輸送集積の機構を理解するためイネ胚乳細胞中での貯蔵タンパク質の集積をモデルとして研究を進めた。本年度は特にイネにおいて種子貯蔵タンパク質が集積するための1)胚乳細胞の分化機構2)プロテインボディI(PB-I)、プロテインボディII(PB-II)形成初期の形態像3)プロラミン前駆体、グルテリン前駆体のシグナルペプチドが認識するER膜ドメインの分画・単離を目指して研究を進めた。
1)の研究結果として、開花後3日目(3DAF)のイネ種子前胚乳組織(アリューロン層、デンプン性内胚乳へはまだ分化していない)から特異的に発現しているcDNAを特定した。このcDNAは胚乳細胞分化に関わる遺伝子である可能性がある。
2)PB-I、PB-II形成の初期像と考えられる形態を透過電子頭微鏡、フリーズフラクチャー法によりとらえることに成功した。PB-Iは管状に変形したER中で集積を開始することが判った。一方、グルテリンは、これまで考えられていたシスターナルER(c-ER)ではなくER-ゴルジ体中間体と考えられる小胞状構造体上で集積を開始する事が判明した。
3)プロラミンシグナルペプチド、グルテリンシグナルペプチドがターゲティングするER膜ドメインの分画を開始した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Akihiro Kurita: "Hosetsu-dwarf;useful rice for molecular biological research on plant seed development"Plant Biotechnology. 19(in press). (2002)

  • [文献書誌] Akihiro Kurita: "Separation of specific cells using a laser micro-dissection system and detection of mRNA in developing rice endosperm tissue"Plant Biotechnology. 19(in press). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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