研究課題/領域番号 |
12147206
|
研究種目 |
特定領域研究(B)
|
研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
箱嶋 敏雄 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (00164773)
|
研究分担者 |
岡田 健吾 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (60304169)
清水 敏之 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助手 (30273858)
|
キーワード | X線 / 構造生物学 / 金属 / ジストニア / アロステリック |
研究概要 |
GTPCHIは、GTP結合型で、BH4(あるいはBH2)をフィードバックの負のエフェクター分子として阻害型GTPCHI/GFRP複合体を、また、フェニルアラニン(Phe)をフィードバックの負のエフェクター分子として活性型GTPCHI/GFRP複合体を形成する。今回、活性型と阻害型の両者のGTPCHI/GFRP複合体ならびにGFRP単体の結晶化に成功して、活性型複合体の構造を決定した。また、阻害型複合体とGFRP単体は解析中である。活性型と阻害型の両複合体とも、GTPCHIはリング状のホモ5量体が二層になった10量体構造をしており、その上下に、同じくリング状のホモ5量体のGFRPが一つづつ結合した、(GFRP)_5(GTPCHI)_<10>(GFRP)_5の構造をしていることがわかった。PheはGFRPとGTPCHIとの界面にあり、活性部位からは遠い。活性部位には、2つのCys残基と1つのHis残基が配位子の候補として存在するが、それらの詳細を調べているところである。
|