研究課題/領域番号 |
12204008
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
三木 哲郎 愛媛大学, 医学部, 教授 (00174003)
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研究分担者 |
小原 克彦 愛媛大学, 医学部, 助教授 (30260384)
名倉 潤 愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (70304607)
田原 泰玄 愛媛大学, 医学部, 助手 (00268749)
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キーワード | 高血圧 / 循環器疾患 / 感受性遺伝子 / SNP / ケース / コントロール |
研究概要 |
高血圧・動脈硬化感受性遺伝子解析を、ミレニアム・ゲノム・プロジェクトと連動して行った。解析は、全国の協力機関にて収集した高血圧/正常血圧サンプル(758/726例)を用いて行った。解析する遺伝子は、生化学・生物学的見地から血圧、高血圧に関連しうる382遺伝子を全ゲノムからに抽出した。各遺伝子についてJSNPデータベースを参照し、プロモーター領域に存在する/アミノ酸置換を伴うSNPを優先的に選択して解析した。このようなSNPが見あたらない場合は、マイナーアレル頻度の最も高いSNPを解析した。解析は一分子蛍光法、またはTaqManプローブ法にて行った。解析を終えた211 SNPのうち、対立遺伝子頻度または優性/劣性/多型モデルのいずれかで統計学的有意(p<0.05)を示したのは34 SNPであった。このうち、最も有意性の強かったSNPについて、全国より収集した1万例のサンプルを用いて検証した。性別・年齢・BMI・総コレステロール・HDLコレステロール・中性脂肪・血糖・喫煙を調節した上で、高血圧に対する多型のオッズ比は1.17(1.06-1.29)、p=0.002であった。また、多型ごとの血圧は、共変量を調節した上で、それぞれ128±0.3、129±0.3、129±0.5であった。さらに、1次スクリーニングで強い有意性を示した3 SNPを含めて解析した結果、リスク多型の集積により、高血圧に対するオッズ比が有意に上昇した(なし;1.00、1多型;1.16(1.03-1.30)、2多型;1.39(1.20-1.60)、3多型;1.55(1.07-2.26))。これらの遺伝子型は、高血圧に対して有力な感受性遺伝子と考えられる。
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