| 研究課題/領域番号 |
12219210
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| 研究種目 |
特定領域研究(C)
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| 研究機関 | 京都大学 |
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研究代表者 |
月田 承一郎 京都大学, 医学研究科, 教授 (50155347)
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| 研究分担者 |
古瀬 幹夫 京都大学, 医学研究科, 助手 (90281089)
米村 重信 京都大学, 医学研究科, 講師 (60192811)
永渕 昭良 熊本大学, 発生医学研究センター, 教授 (80218023)
月田 早智子 京都大学, 医療技術短期大学, 教授 (00188517)
伊藤 雅彦 京都大学, 医学研究科, 助手 (70270486)
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| キーワード | クローディン / オクルディン / α-カテニン / β-カテニン / ERM / タイトジャンクション / アドヘレンスジャンクション / カドヘリン |
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| 研究概要 |
第1プロジェクト:タイトジャンクションの接着分子として同定されたオクルディンとクローディン分子群についての解析を中心に行った。(1)昨年までにオクルディンのノックアウトマウスを作製することに成功しており、予備的な解析の結果、慢性の胃炎を引き起こし、前癌状態ともいえる状態にまで至ることが分かつていた。このマウスを徹底的に解析した。(2)クローディンは現在のところ24種類存在することが分かってきたが、クローディン-1,2,3,5のノックアウトマウスの作製に成功した。
第2プロジェクト:アドヘレンスジャンクションとタイトジャンクションの新たな裏打ち蛋白質の同定と、これまでに同定された裏打ち蛋白質の機能解析を目指した。(1)βカテニンの分解が細胞癌化にとって重要な役割を果たしていることは、最近広く認められるところであるが、αカテニンの分解については解析されていない。αカテニンの分解も精密に制御されていることを見出し、その分子機構を明らかにした。(2)ERM蛋白質の機能解析の一環としてノックアウトマウスの作製を行った。すでに、モエシンノックアウトマウスの解析は終了していたが、本年度はラディキシンノックアウトマウスの解析が進んだ。(3)タイトジャンクションの裏打ち蛋白質ZO-1、-2、-3の機能解析のためにノックアウトマウスの作製を試みた。すでに、ZO-2ノックアウトマウスの作製に成功し、詳細な解析を始めている。
第3プロジェクト:実際のがん組織や培養がん細胞において、上述の種々の蛋白質の発現や分布の異常、さらには変異について、多くの臨床家、病理研究者と共同で検索をはじめつつある。
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